oridon

薩埵峠以来の峠の到来です。宇津ノ谷峠。国道はトンネルでズドンとぶち抜いちゃってますが、私の歩く東海道は、地形に沿って山登り。さ、一歩一歩進んでいきますか・・・。

日没との追いかけっこでしたが、私の負けでした。峠越えを前にして日没。日没後の徒歩旅行は安全第一の観点から行わないことにしています。ましてや峠越えじゃ・・・。というわけでなんとも中途半端なところでのギブアップ。うーん。次回が大変だぁ・・・。

ここまで杉並木や森の中を歩くことはありましたが、それを生業とする場面・林業の現場を目にすることはありませんでした。20宿目にして初めて目にした山積みの丸太。東海道の奥の深さの一端が見えた気がしました。

よく時代劇で目にする「高札」。なぜにここにこんなに密集しているのかよくわかりませんでしたが、なかなか目にする機会がなかったので、１枚１枚撮っておきました。いまだに全部読んではいませんが・・・（おいおい

観光地には寄らずとも、名物だけはなんとか食いたいなぁ・・・と思っていたのですが・・・先客が団体さんじゃねぇ・・・しかも日没と１分１秒を争う状態とあっては・・・ということでトロロを食わず涙を食い・・・飲みました。

宿の数のカウントをしばらく怠っておりました(^ ^;;。20宿目の丸子宿（鞠子とも書く）までやってきました。ここからまたまた峠越えが始まるのですが、時刻は16時を回ってしまいました・・・。さてさて・・・。

バス旅じゃありません、歩き旅です。バスの路線図は行程の参考になりますが・・・あぁ乗れたら楽だろなぁ・・・。日が暮れ始め、足がジンジンしてくると余計にそう感じます。日没との競争。さて、どこまで行けますやら・・・

ルートが大通りから外れました。まだ10月なのにもう落ち葉がこんなに・・・。大通りよりも脇道のほうが季節感満載とは、これまた意外なことよのぉ・・・w

道をまっすぐ通すために切り倒されてしまうことも多い街道筋の木々。でもここの大樹はヨイショと踏ん張り、道の方に曲がってもらっていました。なんとも頼もしいではないですか。

賑わう市内を抜けて広々とした安倍川へ。はるか下流に東海道新幹線の鉄橋が見えました。長さはちょうど１編成１６両がピッタリ♪