東海道・静岡県

またまた賑やかになる前の新金谷駅にやって来ました。今日はここから再スタート。人が押し寄せてくる前、賑やかになる前に出発します。

中途半端な時間の潰し方。パワーが有り余ってる朝だと、ついつい歩き過ぎてしまいます。でも、色々発見あったからまぁいいか。

この間の富士山の話の続きになりそうですが、朝焼けを背にする富士山というのも、東日本に住む人間にとっては実に新鮮。あぁここで何か走ってくれば・・・ここにはブルートレイン全盛期にくるべきでした・・・

その日朝一番に見た空って、その日一日の運勢を表しているような気さえします。夜明け前から動き出したこの日、微かに明るくなって来たこの空は、吉だったか凶だったか・・・？

列車がくるまで、待ち人がくるまで、ちょいと座りたくなるのが人情ってもんじゃないでしょうか？駅舎内に全くベンチがないってのもなかなか酷な作りだなぁ・・・５分おきに電車が来る駅ならともかく・・・ねぇ？

山から川に降りて来たこの日、新金谷で今日の行程は終了。新金谷から大井川鉄道に乗って宿に向かいます。その前にちょいと駅をスナップ。SLの走る賑やかな日中もいいですが、この時間のこの姿の方が本来の姿なんでしょうね。

ようやく東海道の正規ルートに戻って来ました。風情ある木造の蓬莱橋を渡った後だと、鉄橋ってなんだかなぁ・・・と思っていたら、西の空がいい感じの色になっていました。

飛行機雲。だんだんうねり出して、あたかも太陽を追う白い龍のように見えて来てしまいました。もし本当に龍がいたとしたら、こんな感じで天駆けるのでしょうか・・・？ちょっと疲れて幻が見えていただけなんでしょうか？？w

富士山は西の方角に見えるもんだ。東日本に住む人間の変な固定観念ですよね。この時も夕焼けの方向ではない方角に富士山が見えて、驚いたというか感動したというか・・・。どちらの方角に見えても、やはり富士山は美しい・・・そう実感した橋の上でした。

蓬莱橋。この橋、渡りたかったんですよ。だから東海道のルート上にはないとわかった時はちょっと寂しかったですね。なのでこの旅にしては珍しくコース逸脱。混み入った街中を抜けた後だったので、川の広さが身に染みてありがたく感じました。